そーいちろうの日々徒然

いい歳になってバイクに乗り始めた(そーいちろう)のつれづれバイク日記。 現在の愛車はホンダのCBR1000RR SP(SC77)で、愛馬はハーレーダビッドソンのファットボーイロー(FLSTFB)。 最近はバイクに乗って関東の寺社仏閣をひたすら巡っています~♪ (*´∀`)/

カテゴリ:Harley Davidson FATBOY LO (FLSTFB) > ツーリング

2021年2月20日(土) 晴れ

「旅先で初めてバイクが止まり途方に暮れる...涙」

■この週末は晴れで気温も暖かいという予報を見て、急遽、前夜に旅先のホテルを予約。
1年ぶりに鎌倉に行こうと、朝から泊りの準備をして、かみさんを乗せて出掛けます。
IMG_8026a
■コースは、首都高、湾岸、横横、朝比奈ICで下りて、鎌倉街道(県道204号)。
鎌倉だと、高速に乗っている時間が短いので、極寒の季節でも体力的にも気力的にも楽ですね。
ただ、この日はえらい強風で、湾岸では安定感抜群のファットボーイ号でもふらふら。大黒PAで一息入れます。
IMG_8304
■観光はいつも通り、古い寺社仏閣をバンバン廻ります。まぁ鎌倉だと、寺社好きでなくても楽しめる観光地ばっかりですけどね~♪ ヽ( ´ー` )ノ
IMG_8305
■上の地図だと、右側から鎌倉に入って、右上の<瑞泉寺>から反時計回りで廻ります。

(第1目的地) 瑞泉寺 (鎌倉市二階堂)
IMG_8027a
■梅林が綺麗な寺ということで。残念ながらまだ2~3分咲き。観光客はけっこう来ています。駐車場ではバイク好きのおじいさんに話し掛けられます。「排気量はどのぐらい?」って。
IMG_8080


(第2目的地) 鎌倉宮 (鎌倉市二階堂)
IMG_8092
■御朱印女子にも人気の神社。ファットボーイ号の写真を撮っていたら、バイク好きの外人に話し掛けられます。「大キクテ、イイデスネ!」って。
IMG_8111a


(第3目的地) 覚園寺 (鎌倉市二階堂)
IMG_8135
■最初のお寺とこちらのお寺は、千年以上の歴史がある古刹です。<砂利>の駐車場は怖いけど。。。
境内はけっこうな人数の観光客。

(第4目的地) 荏柄天神社 (鎌倉市二階堂)
IMG_8182a
■鎌倉の学生さんたちの合格祈願といえばここ。観光客も絵馬も賑わってます。

(第5目的地) 来迎寺 (鎌倉市西御門)
IMG_8194
■ここも千年以上のお寺ですが、いたって普通のお寺。観光地ではないようで、他に人はなし。。。
IMG_8204


(第6目的地) 妙本寺 (鎌倉市小町)
IMG_8220
■最後に、山がちなエリアを下って、鎌倉駅周辺のエリアにある大きなお寺。
IMG_8238
■絵画クラブの人たちなのか、個人なのか、絵描きの人がたくさんいます。立派な本堂や仁王門なので、絵になるんでしょうね。観光客もけっこう来ています。
IMG_8252a
■こんな感じで1日目の観光を終えたので、そろそろホテルに行って早めに夕食に出掛けないと飲食店が閉まってしまいます。と思って、ファットボーイ号まで戻り、エンジンを掛けてみると、、、

ギュルギュルッ、バチ、バチ、バチ。。。。?!

今日は一日全く問題がなかったのに、なぜここでバッテリーがあがる?

数分時間を空けてトライしても、結局エンジンはかからず。風は相変わらずの強風で、夕方でどんどん寒くなるし、しばし途方にくれます。

知らなかったけど、旅先でバイクが止まると、こんなにも辛い気分になるんですね…
IMG_8284
■まずは携帯で最寄りのハーレーディーラーを探しますが、鎌倉にはお店はなく、横浜まで行かないとダメ。市内にはハーレーのチューニングショップはあるものの、近場ではありません。

ふっと思い出したのが、クルマではたまにお世話になっているJAF。

そう、JAFはクルマで加入する形式ではなく、個人で加入する形式なので、加入しているとバイクでも無料で対応してもらえると、JAFメイトという月刊誌に書いてあったことを思い出します。

電話をしてみると、「1時間ほどで到着します」とのこと。旅先で移動手段を失った自分としては、藁にも縋る気持ちなので1時間で済むなら上等です。その後10分ほどしたら「あと30分で着きます」といわれ、徐々に救われた気分になってきます。電話対応は
IMG_8285

■止まった場所が「妙本寺」だったので、JAFのお兄さんもすぐに来れたようです。チェックをしたら電圧はあるものの、蓄電能力が劣化しているので替えた方が良いとのこと。
プロの蓄電池でしばし充電し、エンジンをかけるとすぐに着火します。現地対応も

ただ、ここからはエンジンが切れたらそこで再びJAFなので、エンストしないことに全集中で都内まで直帰します。前夜に手配したホテルはキャンセル料を払ってキャンセル。
ついてない。。。涙

チャンチャン ヽ( ´ー` )ノ







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、ポチっポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

バイクランキング

2020年10月25日日曜日 快晴

「茨城県の山は筑波山だけじゃないんです~♪」

(3週間前の話です)

■前回の続きです。ランチの後は、徐々に東京方面に戻りながら、もういくつか千年神社を廻ります。
それにしても、笠間市、桜川市近辺の道は、変に渋滞することもなく、スムーズな交通状況自体が走っていて気持ち良いですね。まさに、ストレス・フリーです。

(第6目的地) 稲田神社 (笠間市稲田)
IMG_5677a
■ランチのお店から国道50号で6kmほど東に向かうと、次の目的地<稲田神社>に到着します。
この神社も<延喜式神名帳>に<常陸国・新治郡 稲田神社>として記載のある千年神社ですが、その中でも別格で<名神大社>という格付けになっています。関西で言えば、<上賀茂・下鴨神社><春日大社><住吉大社>が名神大社で、関東だと<鹿島神宮><香取神宮><大宮氷川神社>などが該当します。平安時代には、関東を代表するBIGな神社だったということですね。
それもそのはず、律令制以前(古墳時代)に新治国造(にいはりのくにのみやつこ;新治郡の支配者)が奉斎した神社、神話の時代とつながりのある支配者が全力で崇拝した神社だったそうなので当然でしょうね。
IMG_5684

■国道50号からちょっと入ったところにある大きな鳥居と社標、長い参道は名神大社であることを感じさせてくれます。明治時代でも<県社>という高い格付けだったので、これも納得です。
実は、午前中の櫻川磯部稲村神社の神職の方がおススメしてくれたのがこの稲田神社です。
写真の通り、参道の突き当りでこの階段を登ると境内です。
IMG_5689

■階段を上がって境内に入ると、大きめで立派な社殿が目前に現れます。社殿の左隣は社務所棟で、渡り廊下で繋がっています。
IMG_5690

■<稲田神社>の扁額は見た感じ新しそうですが、拝殿には一部千社札が貼ってあるので、綺麗ですが、それなりに古そうです。全体的にきりっとして質実剛健な感じです。
IMG_5699

■社殿を横から見ると、拝殿(拝む場所;左側)と本殿(神様の居場所;右側)とで建物の造りが違うことが分かります。雰囲気からすると、拝殿は割と新しく、本殿はそれなりに歴史のあるように見えます。

(第7目的地) 佐志能神社 (笠間市)
IMG_5704
■続いて、稲田神社から6kmほど南東の山の中にある<佐志能神社>に向かいます。
<延喜式神名帳>に<常陸国新治郡・佐志能神社>として記載のあるのですが、今から行くのは笠間市にある<佐志能神社>で、茨城県南部・石岡市にも<佐志能神社>が3つあるため、式内社候補4つのうちの一つということになります。
Yahooカーナビに従って、大通りを逸れ小道に入り、果樹園の間を通って、道がだんだん細くなってきて、たどり着いたのがこちら(↓)。
IMG_5705
■なんと、この道(佐白山観光道路)は2002年から一般車両通行止めで、通行には笠間市建設課の許可が必要とのこと。これではたどり着きませんね… 
2002年に通行止めになっている道を、なぜYahooカーナビが道順に選んで表示したのでしょう? 無料だから我慢しますが、今回はかなり謎です。Yahooカーナビのせいで、今回はこの神社はパスです…怒

(第8目的地) 大井神社(太郎神社) (笠間市大渕)
IMG_5708
■気を取り直して、次の目的地に進みます。さっきの場所から5kmほど北にある<大井神社>という神社で、<延喜式神名帳>で<常陸国那賀郡・大井神社>と記載のある神社の候補の一つです。
IMG_5732a
■神社の目の前には、きれいな麦畑(?)が広がっていて、緑が目に心地いいものがあります。
こういう景色は、個人的に大好きですね~♪ 
IMG_5710a

■一方、神社に目を移すと、この晴天の日でも参道は暗く、鬱蒼とした感じです。虫・蛇が苦手なかみさんは、さっきの通行止めの件と合わせて我慢の限界のようで切れかかっています...汗
IMG_5712
■鳥居をくぐって進んで行くと、なだらかに登っているようで、ときどき階段が現れます。写真ではカメラが自動で露出を上げているので明るく見えますが、実際はもっと暗い感じです。
IMG_5720

■鬱蒼とした林を(気分的には)500mほど歩くとようやく遠くに社殿が見えてきます。
IMG_5726

■やっとの思いでたどり着いた社殿(拝殿)は、まだ新しい感じで、赤銅色の屋根と柱が印象的です。
IMG_5728

■立派な社殿に対し、扁額は何でもない板に誰かが手書きで書いた感じで、ここはちょっと残念...
IMG_5730

■拝殿の後ろにある本殿も、屋根も本体も新しくぱりっとしていて、彫刻も綺麗で良い感じです。やはり扁額が残念...汗
社殿の横に無人の社務所があるのですが、御朱印は宮司宅までと記載があったので、ここから1kmほど離れたお宅まで伺い、御朱印を書く間、宮司夫妻と雑談します。

(第9目的地) 愛宕神社 (笠間市泉)
IMG_5737
■今日のラストは、20kmほど南下した小山(愛宕山、305m)の上にある<愛宕神社>です。
(あとで分かったのですが、今日朝一で参拝した羽梨山神社の近くです。効率悪かったですね…汗)
IMG_5739

■JR常磐線・岩間駅西口周辺の低い場所から、ちょっとしたワインディングをくねくねと頂上付近まで上がると、眼下に市内が見渡せる<あたご天狗の森>の駐車場に到着します。
IMG_5743

■<愛宕神社>は<あたご天狗の森>駐車場からさらに一段上がった、山の頂上部分にあります。
IMG_5753

■社伝によると、愛宕神社は平安初期の806年に筑波山開山の徳一大師の開山とされています。その後近世までの沿革は不詳だそうですが、基本は修験者の山で女人禁制の歴史が長いようです。古来、水にかかわる信仰が引き継がれたことから、現在では<日本三大火防神社>を称しています。
IMG_5760
■上の写真が<愛宕神社>の境内社で、<愛宕神社>の本殿後ろの山頂にある<飯綱神社>です。
実は、平安時代の有名神社録<延喜式神名帳>に<常陸国茨城郡・夷針神社>として記載されている論社(候補の神社)は<愛宕神社>ではなく、こちらの<飯綱神社>なんです。
要は、自分が参拝したかった神社はこちらだったのに、参拝時はそれを忘れ、<飯綱神社>の御朱印をもらわず<愛宕神社>の御朱印だけもらって満足して、参拝終了としてしまいました。次回また来なければなりません...泣
IMG_5768

■参拝を終えた時点で時間は16時を越え、そろそろ帰途に就かないと渋滞もよりひどくなりそうです。手元に<GoToトラベル>のクーポンがあって、今日中に茨城県か千葉県で使わなければならないのですが、時間がないので残念ながら諦めて岩間ICから常磐道に乗ります。
IMG_5771
■常磐道に乗ると最初順調ですが、その後は案の定渋滞にハマり、2時間走っても60kmしか進まず、疲れたので18時に守谷SAで休憩を取ります。
IMG_5772

■するとちょっとしたラッキーなことが。守谷SAの<鳥麻(とりあさ)>という焼鳥屋が美味しいので、腹ごしらえに寄ったのですが、ここでは<GoToトラベル>のクーポンが使えるんですね。紙くずになるところでしたが、タダで美味しい焼鳥を楽しめて気分は上々です~♪
IMG_5775

■守谷SAには、渋滞に疲れたクルマやバイクがたくさん来ています。1時間弱ゆっくりした後、本線に戻ってみると先ほどよりは渋滞が和らいでいます。これもラッキーですね。
IMG_6898
■この日の走行ルートはこんな感じです。常磐道で北上し国道50号線を使って東西に移動するとこんな軌跡になりました。
IMG_5777
■この2日間の総走行距離は345km、燃費は18.9km/Lでした。







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、ポチっポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

バイクランキング

2020年10月25日日曜日 快晴

「茨城県中部を、のんびりドコドコどこまでも~♪」

(3週間前の話です)

■今日は朝からピッかーんと快晴。しかもつくば市内スタート。東京からだと行きにくい場所をガッツリ走り回れます!
午前中は、つくば市から北上して茨城県中部の笠間市・桜川市の千年神社を廻っていきます。
IMG_5631
■朝早起きをして、7時過ぎにはホテルをチェックアウトし、つくば市街を走り出しますが、休日の朝で交通量も少なく快適で、バイパスを使ってスイスイ北上します。
いつも一人でセンダボ君に乗ってやっている千年神社巡りですが、今日はファットボーイ号でタンデムのかみさんに付き合わせる形になります。

(第1目的地) 羽梨山(はなしやま)神社 (笠間市上郷)
IMG_5561
■TX筑波駅前を出発し、国道6号線・国道355号線を35kmほど北上したところに今日1社目の<羽梨山神社>があります。35kmの距離を1時間ほどで走ります。
平安時代の重要神社録<延喜式神名帳>に<常陸国茨城郡 羽梨山神社>と記載があり、神社名は完全一致で、競合候補はありません。
平安初期の803年に坂上田村麻呂が奥羽討伐の戦勝祈願に社殿を寄進したという由緒ある神社です。平将門の乱では平貞盛が戦勝祈願に来たり、平安時代には源頼義、源義家が矛・太刀・鎧・神馬を奉納するなど、広く武人の崇敬を受けていたようです。
IMG_5569a

■もともと羽梨山の中腹に鎮座していたところ、戦国時代に戦火に遭って現在の山麓の場所に移り、現存する明神石鳥居と社殿は江戸中期に建てられたんだそうです。
IMG_5571

■300年近く前の社殿というので、古い扁額を予想したら意外にも新しくて、十数年前に個人の方が奉納したもののようです。
IMG_5575

■横から見ても、拝殿・幣殿・本殿が綺麗に整っていて、とても江戸時代の建物とは思えない佇まいです。ちゃんと今でも宮司さんと氏子の方々がメンテナンスをしているんでしょう。
ただこの神社、宮司さんの常駐はなくて、おまけに電話で確認したら御朱印も出していないとのこと。

やはり宮司さん不在状態クラスの神社だと、神社オタクの自分には問題ないものの、神社オタクではないかみさんには面白くないようで朝一から軽いクレームが出ます。今日一日、どうなることやら...汗

(第2目的地) 大國玉神社 (桜川市大国玉)
IMG_5584
■さきほどの神社から国道355線に戻って北上し国道50号線に乗り換えて西に進んで桜川市に入ると<大国玉神社>があります。距離30kmほどを45分で着きます。
平安時代の有名神社録<延喜式神名帳>に<常陸国真壁郡 大國玉神社>と記載されている<大国玉神社>です。神社名は完全一致で、競合候補はありません。
IMG_5590

■創建は不詳ですが、由緒書きによると平安初期にはすでに霊験あらたかとして、続日本後記(京の都で編纂された書物)に記されているそうです。江戸時代には幕府から御朱印地(所領)を受け、水戸光圀公からは四神乃旗、日月乃幢(はたほこ)が奉納されたそうです。
IMG_5594

■高い木々に囲まれた境内は、包まれ感があって歴史を感じますが、木が適度に間引かれていて鬱蒼としていないことと、地面が掃き清められていることから、明るい日差しも相俟って爽やかな印象です。
IMG_5601

■拝殿も本殿も最近改修したようで、とっても綺麗なイメージです。訪問時、宮司さんがちょうど枯葉を飛ばす作業をされていて、作業完了後宮司さん宅にて御朱印をいただきます。

(第3目的地) 鴨大神御子神主玉(かもおおかみ・みこかみぬしたま)神社 (桜川市加茂部)
IMG_5607
■先ほどの神社が今日のツーリングプランで最も遠い場所なので、そこから元来た道をちょっとずつ戻ります。
国道50号を10kmほど戻った、田んぼの真ん中にある丘の森の中に<鴨大神御子神主玉神社>があります。
<延喜式神名帳>に<常陸国新治郡 鴨大神御子神主神社>と記載されている<鴨大神御子神主玉神社>です。神社名は<玉>の字以外は一致で、こちらも競合候補はありません。
ただこの神社、困ったことに入口の鳥居がないので表参道が分かりません。脇から境内に入る階段のふもとに神社名の表示があったため、そこから入ることにします。
IMG_5611

■社伝によると、創建は飛鳥時代の652年で、京都の下鴨神社から分霊を奉斎したことに始まるそうです。平安後期には、源頼義が勅命を報じて安倍貞任討伐に常陸国を訪れた際に戦勝祈願し、その祈願の報賽として社殿を修繕したそうです。その後は大人しい歴史をたどり、地元領主などによるサポートで細々とやってきたようです。
IMG_5617

■この神社もごく最近改修したようで、拝殿も本殿も、ついでに扁額もかなり新しい感じです。
ただ、写真では分かりにくいのですが、宮司さんが常駐していないこともあるのか、境内がちょっと荒れていて、あんまり参拝者歓迎といった雰囲気はありません...汗
IMG_5615

■社殿自体は建物の形を含めとっても綺麗なのですが、虫とか蛇が出そうな境内の雰囲気に耐えられないかみさんが、とっとと元来た階段を下りてしまい、自分も早々に退散です。

(第4目的地) 櫻川磯部稲村神社 (桜川市磯部)
IMG_5629
■先ほどの神社の北方3kmの場所に、次の<櫻川磯部稲村神社>があります。<延喜式神名帳>で<常陸国・久慈郡 稲村神社>と記載されている神社の論社(候補)3社のうちの一つです。
IMG_5637

■社伝によると、創建は西暦111年、日本武尊が伊勢神宮の荒祭宮である礒宮を移祀したとされています。また、平安時代には平貞盛が平将門の追討を祈願したそうです。
この神社の歴史のクライマックスは室町時代で、1429年に鎌倉公方の足利持氏が神領を寄進し、その後当社神主の磯部祐行が花見噺『櫻児物語』一巻を献上したところ、6代将軍足利義教の目に止まり世阿弥元清に謡曲『桜川』を作らせた、というものです。これが桜川市の名前の由来だったんですね。
IMG_5642

■江戸初期には後水尾天皇から『礒部大明神』勅額を賜り、現存しているそうです。表の扁額は『磯部稲村神社』と書いてあるので、勅額は拝殿内にあるのかな?
IMG_5646

■拝殿手前にある枝も<桜>の木です。当社では宮司さんが常駐していて、境内はとても綺麗に清められています。参拝者もちらほらいて、のんびり御朱印の順番を待ちます。ちなみに当社の宮司さんは、先ほどの<鴨大神御子神主玉神社>も兼務しているため、ここで御朱印がもらえます。
神社の方はお話し好きのいい人で、神社入口の桜の木が<狂い咲き>していることの紹介や、次の神社のおススメなどをしてもらいました。

(第5目的地) らーめん美春 桜川店 (桜川市友部)
IMG_5664
■時間も12時近くなりお腹も空いてきたので、国道50号線沿いのラーメン店に入ります。
たまたまですが、後で食べログを調べると、桜川市のレストランランキング第9位のお店なんです。
IMG_5668
■ここは北海道味噌ラーメンのお店で、店内には<西山製麺>の通い箱があったり、卓上の解説でもそのこだわりが記載されています。<西山製麺>というのは、北海道で最もメジャーな製麺会社ですね。使っている麺が<西山製麺>製なら、お味はかなり間違いなさそうです~♪
入口付近、レジ脇の壁には、巨人軍の原辰徳氏と中畑清氏のサイン色紙と写真が飾られています。実際ここに来たのかな?
IMG_5674

■店内は25席あるところ先客ゼロだったので、注文してから10分弱で着丼します。ラッキーです!
自分が注文したのは、デフォルトメニューの<特選味噌らーめん>です。
1杯ずつ鍋で合わせるスープは輪郭のしっかりした味噌味を豚鶏ガラと香味野菜から取った旨味が引き立てている感じ。西山製麺製の中細ちぢれ麺との絡み・相性も抜群で、一杯としてうまく纏まっています。美味しいですね。ときどきトッピングを挟みながら、一気に平らげてしまいます。
IMG_5672
■かみさんが頼んだのが、店内のアピールだとこのお店のイチ押しらしい<美春辛味噌らーめん>です。刻み葱の代わりに辛味噌が入っているようです。辛いもの好きのかみさん曰く、辛味噌が絶妙で麺の味が引き立ち、かなり美味しかったとのことです。

(午後の部につづく)







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、ポチっポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

バイクランキング

2020年10月24日土曜日 晴れ ときどき 曇り

「ど定番の筑波山観光~♪」

(2週間前の話です)

■午後は完全な観光モードです。ケーブルカーに乗って筑波山の山頂を目指します。
午前中に参拝した<筑波山神社>と<筑波山大御堂>の間にある道を神社側から上がっていくと、筑波山ケーブルカーの麓駅である<宮脇駅>に着きます。
IMG_5268
■駅までの道の途中には、<ガマの油>を売っていたりする地味な土産物屋さんが何軒かあって、昭和の良い風情を醸し出しています。
そろそろ正午になりますが、この時点で駅周辺には観光客はけっこうな人数いて、いつケーブルカーに乗車できるのかが気になります。
IMG_5366
■ケーブルカーは、片道大人590円。往復だとちょっと安くなりますが、筑波山にはロープウェイもあって、帰りはそちらに乗りたいので片道切符で搭乗します。
IMG_5372

■こちらが乗車したケーブルカー<もみじ号>。もう一台は全体緑色の<わかば号>があります。
筑波山ケーブルカーは1925年創業で、日本で5番目に古いんだそうです。関東だと箱根ケーブルカーに続いて2番目なんだとか。
特徴は日本で3番目の長さ(1634m)とその3分の1がカーブでほぼ90度曲がって筑波山頂駅に着くことなんだそうです。
時速12kmで進み、乗車8分で山頂に着きます。本来の乗車店員は107名だそうですが、コロナ対策で50名に制限し、普段は20分に1本のところ、10分に1本で運行しています。(それでも結構<密>な感じはしましたが...汗)
IMG_5387

■<筑波山頂駅>から出て、広場と女体山山頂を望むとこんな感じ。数軒の飲食店や展望台が見えます。
IMG_5384

■反対側の男体山山頂を望むとこんな感じです。こちらにも飲食店があります。
IMG_5385

■ケーブルカーの反対側の景色です。茨城県の北部を望む感じでしょうか。良い眺めです~♪

(第4目的地) 筑波山 男体山山頂 (つくば市筑波1番地)
IMG_5389
■まず始めに男体山山頂を目指します。最初は普通の山道ですが、やがてゴツゴツした岩段を登ることになります。手を使うほどではないのですが、普段運動をしていない身にはそれなりにハードです。
昔の男体山はもっと険しかったようで、そのためか女人禁制だった時代もあるそうです。
IMG_5402

■ゆっくり15分ほどかけて登って、頑張ったご褒美がこちら<男体山本殿>です。1955年改築の一間社流造。その横に社務所があって御朱印がもらえます。
社務所の奥には、筑波山神社と筑波大学共同の<筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター協同気象観測所>があります。
IMG_5409

■男体山山頂から(おそらく)西方向(東京・埼玉方面)を見た景色。ちょっと雲が厚くなってきたのですが、これはこれでダイナミックな感じが増して良い感じです。

(第5目的地) 筑波山 女体山山頂
IMG_5436
■男体山を下山して広場に戻ったら、つづいて反対側の女体山山頂を目指します。こちらはなだらかな山道が続き、男体山と比べると優しい感じです。途中茶店が一軒ありますが、休まずそのまま前に進みます。
IMG_5440
■ゆっくり15分ぐらいかけて歩き、特にハードな局面がないまま、社が見えてきたので山頂近くに到着です。ただここからが問題で、観光客が多すぎて頂上までの細道が渋滞になり20分かかります。
IMG_5456

■渋滞を我慢し、やっとのことで<日本百名山 筑波山>と書かれた石柱にたどり着きます。
IMG_5469

■石柱の先はこんな感じ。自分もかみさんも、この手の高いところは苦手なので、先端まで行っての記念撮影はパスします。
ただ、筑波山南側の景色は高いものが何もないので、際まで行かなくても気持ち良い眺めです~♪
IMG_5473

■石柱からちょっと下ったところにある<女体山本殿>です。1979年改築で一間社流造。由緒ある大神社なのにかわいらしい風貌です。この横に社務所があり御朱印やお守りなどがもらえます。
IMG_5478

■女体山社殿からちょっと下ったところから見える男体山。紅葉がちょっと色付いて来たでしょうか。
この後、この場所からすぐのところにあるロープウェイに乗ろうとしますが、異常な長蛇の列で、かつ全く進まないため、泣く泣くロープウェイを断念し、ケーブルカー(またもや<もみじ号>)で下ります。
IMG_5492
■ケーブルカーで下った<宮脇駅>の近くにある土産物屋さん。昭和のおもちゃで溢れています。
今どきの子供よりも、昭和の人間たちの心を鷲掴みにしそうです~♪
今日の観光はここで終了です。

(第7目的地) トラットリア エ ピッツェリア アミーチ (つくば市手代木)
IMG_5513
■せっかく筑波で宿泊するので、良さげなお店を事前に予約済みです。食べログで<茨城県・洋食>点数順ランキング第2位のイタリアンのお店です。ピザの全国<百名店>にも選出されています。
このお店はTX筑波駅から5kmほど離れているのですが、今日は飲むためにファットボーイ号ではなく、タクシーでお店に行きます。
IMG_5523

■今夜はお酒を飲むために、つくばエクスプレス・筑波駅近くのホテルから、ファットボーイ号ではなく、わざわざ片道数千円のタクシーに乗って来ています。ガッツリ飲む準備は万端です。
ワインの銘柄は良く分からないので、適当に赤と白を頼んで感触をつかみます。
IMG_5530

■一品目は<前菜の盛り合わせ>です。生ハム・サラミ、明石のタコ・ジャガイモ・セロリのサラダ、鮮魚のカルパッチョ、魚介のマリネなど、10種類ほどの前菜が盛り合わせになっています。
食材選びが良くて、どれも手間暇がかかっていて、センスも良く、最初の一皿から楽しませてくれます。イタリアンや中華などで、前菜の盛り合わせがメニューにある場合には必ず頼むのですが、前菜ほどシェフのセンスやスタンスが色濃く出るので、このお店は期待できそうです。
IMG_5531

■前菜が美味しいので、ついついワインが進みます。乾杯の赤白飲み比べで、飲みやすく美味しかった白ワインをボトルで注文します。頼んだ以上は飲まないといけないので、自分もかみさんも自然とピッチが上がります。
IMG_5536

■続いて注文したのが、このお店の評価が高い<ピザ>です。おそらく看板メニューの<ピッツァオーロ>(水牛のモッツァレラ、バジリコ、セミドライトマト、チェリートマト、グラナパダーノ、オイル)です。この店のピザで唯一の数量限定メニューになっています。
コクのあるモッツァレラチーズにグラナパダーノでチーズの旨味に奥行きが出ています。そこに2種類のトマトが乗り、チェリートマトの果物のような甘味がトマトソースに変化を加えています。ピザ自体は薄手の生地にしっかりとしたミミで、生地が薄い分、ぺろっと食べられます。なるほど、ナポリで修行をしたシェフが、ピザ焼き専用窯で作るだけのことはあって、このピザは本格的で美味しいですね。
IMG_5540

■最後はパスタで締めますが、定番メニューではなく、本日のおススメから<旬の渡り蟹のトマトクリームソース>を注文します。こちらも数量限定メニューのようで、パスタは自家製面のタリアテッレ(平打ち麺)です。飾りの渡り蟹の甲羅がイメージを盛り上げてくれますが、食べてみると期待通りの濃厚な蟹の旨味がソースとバランスよく調和していて美味です。ソースにインパクトがある分、タリアテッレと合わせているところも良い感じです。
総括としては、食べログ高評価は納得で、お店が都内にあったら通いたくなるぐらい、シェフのセンスが光る良いお店です~♪







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、ポチっポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

バイクランキング

2020年10月24日土曜日 晴れ ときどき 曇り

「クセになっている関東近郊ショートトリップ~♪」

(2週間前の話です)

■この夏は関東郊外のツーリング宿泊旅行に凝って、ファットボーイ号で茨城(水戸・大洗)群馬(榛名・赤城)、栃木(日光・宇都宮)と回りました。
このツーリング旅行の良い点は、宿泊の前の日は目一杯活動しても帰京の苦労がないこと、宿泊の次の日は朝一からすぐに観光モードに入れることで、要は身体は楽で時間にも余裕が出ます。日帰りだと、都内脱出にも都内回帰にも時間がかかるし身体も疲れるので、これがクセになっています。
今回は、茨城県アゲインということで、前回の水戸よりかなり近い筑波に泊まって、その周りを走り回ります。
IMG_5262
■この週末の天気予報は、土曜日はまあまあ晴れ、日曜日はかなり晴れというもので、土曜の朝は雲はあるものの、悪くありません。ちょっと寒くなってきたので、多少着込んで出発します。
首都高・常磐道と乗り継ぎますが、都内区間は多少混んでいます。その後は徐々に空いてきて、守谷PAで一度休憩し、谷田部ICで常磐道を下りて下道を進みます。やはり下道に入ると、バイパスのような道で、スムーズにすいすい筑波山まで走れます。
IMG_5266a

■筑波山が徐々に近づいてきた、県道42号線と県道14号線の交差点付近にて。この後は、軽いワインディングロードを走れば、中腹の筑波山神社があるエリアに到着します。
IMG_5269

■案内板に従って筑波山神社の駐車場に着きますが、実は駐車場が何カ所もあって個人経営の有料のものが混在し、見分けるのが難しくて困ります。坂を上がったところに参拝者用無料駐車場らしき場所を見付けたので、クルマが停められなさそうな大木の近くにファットボーイ号を停めます。

(坂を上がってしまったので、案内板に従うとメインの拝殿の脇に出てしまいます。下記では逆順路で、入口鳥居から写真でご紹介します。)

(第1目的地) 筑波山神社 (つくば市筑波1番地)
IMG_5331
■筑波山神社方面の道を突き当りまで行くと、この鳥居があります。観光客の多い大神社の割には、あんまり大きくない鳥居です。手前左側には黒い<撫で牛>があります。
IMG_5328

■鳥居をくぐって進むと、まず屋根が付いた<神橋>が現れます。桁行四間・梁行一間で切妻造・妻入の反橋です。徳川三代将軍家光の寄進によるもので、華やかな装飾が美しいですね。
参道は左側に迂回することになりますが、そこに<筑波山神社>の大きな社標があります。
IMG_5325

■徐々に階段を上がっていくと<隋神門>が見えてきます。
IMG_5320

■<隋神門>の右手には、樹齢800年という御神木が立っています。その奥にある食堂の看板と比べると、御神木がいかに太いか、イメージいただけるかと。巨木好きの自分には堪りません~♪
IMG_5316

■こちらが間口五間二尺、奥行三間の楼門<隋神門>です。見た目がおの仁王門のようですね(あとでこの謎が解けます)。
IMG_5313

■隋神門からさらに階段を登ると、ようやく<拝殿>に到着します。この場所の標高は海抜270mですが、本殿(神様の居場所)は男体山山頂(海抜871m)と女体山山頂(海抜877m)にあるため、その2つの本殿を拝むための場所ということになります。拝殿から上の筑波山の土地は、すべて筑波山神社の境内です。
IMG_5278

■筑波山神社は筑波山を神体山として祀る神社で、創建は不詳、関東地方に人が住み始めて以降崇敬され、奈良時代の万葉集には25首もの筑波の歌が詠まれています。平安時代に入り、法相宗僧・徳一が筑波山寺を開いて以降、神仏習合が進み、筑波山が有数の修験道の道場として発展したそうです。
平安時代の重要神社録<延喜式神名帳>では、<常陸国・筑波郡>の項に<筑波男神>(名神大社)、<筑波女神>(小社)の2社が記載されています。

IMG_5299

■その後中世は地元豪族の駕籠を受け、江戸時代に入り徳川家康が江戸城守護(鬼門)の祈祷所を設置して以降、将軍家の篤い崇敬を受け、特に三代将軍家光は日枝神社、春日神社、厳島神社などの摂社末社のほか、吉宗銘の太刀(国宝)を寄進するなどして大発展したそうです。

(第2目的地) 神田家 (つくば市筑波)
IMG_5333
■上述の通り、自分は逆の順序で高い社殿から徐々に下りて来て入口の鳥居に着いたわけですが、その鳥居の前には数軒食堂があります。ここで急に空腹感を感じたので、ネットでも景色が良いと評判の<神田家>で急遽ランチタイムにします。

■店内は2階建てで<ザ・昭和の観光地の食堂>という風情です。時間はまだ11:00とランチには早く、先客は1組2名のみ。窓ぎわの景色が良い席が空いているので陣取ります。
IMG_5346
■注文してから待つこと5分で着丼です。自分が注文したのは筑波名物<筑波うどん>です。
<筑波うどん>は知る人ぞ知る筑波の名物で、一説には『筑波茜鶏の「つ」くね、地元産のしいたけやゴボウなどの「く」ろ野菜、ローズポークの「ば」ら肉の具に地産小麦とレンコンパウダーを使用した麺のご当地うどん』と言われています(つくば観光コンベンション協会HPより)。
見ての通り、具だくさんのうどんですが、やや甘めの醤油ベースのつゆに鶏や野菜のうまみがにじみ出ていて、これがめっちゃ美味しいんです。筑波に来たら、必食だと思います~!
IMG_5343

■かみさんが注文したのは<天ぷらそば>で、超オーソドックスな天ぷらそばが運ばれてきます。
ちょっと太めのそばが特徴的ですが、見た目そのままの期待通りの味だったようです。

(第3目的地) 筑波山 大御堂 (つくば市筑波)
IMG_5347

■筑波山神社の隣に、大きくて新しそうなお寺がありますが、こちらは鎌倉時代から続く関東の寺院巡り<坂東三十三観音巡り>の第25番になっている<筑波山大御堂>という古寺です。
真言宗豊山派の寺院で、東京都文京区大塚にある真言宗豊山派大本山・護国寺の別院です。本尊は十一面千手観世音菩薩で、創建は782年徳一法師によります。教科書にも出てくる真言宗の祖<空海>も一時期入山したそうです。
IMG_5349

■中世は神仏習合により筑波山神社とセットで広く信仰されたそうですが、明治時代に入り神仏分離で廃寺になり、昭和初期に復活するという波乱万丈の寺歴になっています。
さっきの筑波山神社の隋神門は、もともと大御堂の仁王門だったようです。
IMG_5352

■近年かなり大規模な改修を行い、2020年春に完成したばかりであるため、まるで真新しい寺院みたいです。本堂の中も、本尊の仏像も、新しいのでピカピカ。御朱印は入って左手でいただけます。
IMG_5358

■大御堂は筑波山の五合目ぐらいに位置するため、本堂からの関東平野が一望できる眺めはなかなか良いのです。
情報によると、夜は大御堂が綺麗にライトアップされるそうで、本堂からの眺めも夜景に変身し、デートスポットにもなっているそうです~♪ 

(午後の部につづく)







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、ポチっポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

バイクランキング

2020年9月22日火曜日(祝日) 晴れ

■前回の続きです。宇都宮市を後にして、次の目的地のある栃木市に向かいます。
南西方向に向かうのですが、高速利用コースと一般道コースがあるのですが、さすが郊外、所要時間がほぼ同じようなので、一般道コースで田舎道を楽しみながら進みます。

(第3目的地) 道の駅 にしかた (栃木市西方町)
IMG_2382
■本当はここを目的地とはしていなかったのですが、Yahooカーナビの指示通りに走って来たら、たまたま通りかかったので、いつものように<道の駅スタンプ>を押すために立ち寄ります。
IMG_2383a
■広くて大きな道の駅で、建物がレストラン棟、農産物直売所棟、栃木土産販売棟に分かれていて、移動販売車も何台か来ています。道の駅の構成としてはパーフェクトですね。ただ、来ているお客さんの行動を見る限り観光客は少なく、地元の人が農産物直売所をスーパー代わりに使っている感じです。
IMG_2384
■栃木土産販売棟は品数がけっこう充実していて、我々は栃木っぽい<イチゴのカレー>と<地酒のゼリー>を購入。謎だったのは、レトルトカレーのコーナーに<のどぐろカレー>があったこと。確か栃木県は<海なし県>では...?
外の休憩所に座っていると、天気も良くて、空気がからっとしているので、吹き渡る風が気持ちいいですね。油断をすると眠くなりそうです。

(第4目的地?) 満願寺
IMG_2387
■ツーリングの相棒、Yahooカーナビで次の目的地<満願寺>と打ち込むと、栃木県内の住所が出てきたので、「これだ!」と思って指定し、40kmほど走ってようやく<満願寺>(佐野市赤見町)までやって来ました。
ただ、どうみても千年以上の歴史がある山岳寺院には見えないのでよくよく調べてみると、なんと<満願寺>違い。これはバカですね…泣
幸い、正しく再検索すると20km、30分ほどで着くことが分かり、一安心です。

(第4目的地) 出流山(いずるさん) 満願寺 〔出流観音〕 (栃木市出流町)
IMG_2390
■平野部から徐々に山がちなエリアに入り、採石場脇の急傾斜の細道などを通って、<満願寺>の仁王門までたどり着きます。仁王門につづく道は昔からの参道で、参拝者目当ての<蕎麦屋>がたくさんあります。その中に事前下調べで目を付けていた蕎麦屋もあったので覗いてみたのですが、駐車場からいっぱいで行列ができています。う~ん、旅行先で<食べログ>の人気店を指定するもんじゃないですね…汗
■<出流山 満願寺>は、奈良時代の765年に日光山の開祖・勝道上人により開山されました。もともと行者がこの地に鍾乳洞を発見し、鍾乳石が十一面観音に見えることから観音霊窟としたのが始まりで、この鍾乳洞は現在満願寺の<奥の院>とされています。
平安時代になって、勝道上人の事跡をたどってこの地を訪れた弘法大師が本尊の千手観音を刻んだと伝わっています。
IMG_2448
■この<満願寺>は山岳寺院なので、山門をくぐった後もさらに上り坂を進みます。ファットボーイ号も移動して、本堂に一番近い駐車場に停めます。後ろに見える建物は社務所の一部だと思われますが、まるで昭和の旅館のような大きなサイズ。最近まで多くの参拝者が訪れていたことが分かります。
IMG_2397
■境内を流れる小川の橋を渡ると、境内までこちらの階段を登っていきます。
IMG_2400
■階段を上がって、右手に社務所を見ながら本堂に向かって進むと、境内はこんな感じ。
樹木が高く、鬱蒼としているところに千数百年の歴史を感じます。
IMG_2410
■現在の本堂は、江戸中期の1764年に建立されています。五間四方で向拝三間、屋根は軒唐破風を持つ入母屋造の銅板葺となっています。
IMG_2418
■建立から250年以上経って色褪せてはいますが、建物全体は弁柄漆塗りで、彫刻にも彩色が施されています。内陣は中央に十一面観音菩薩像、左に勝道上人、右に弘法大師を祀っています。
IMG_2435
■ここでショッキングなことが。このお寺には上述の通り<奥の院>があって、軽い登山をする気満々だったのですが、昨年の台風19号により山道の橋げたが崩落したため、以来通行止めとのこと。
このお寺は、事前に申し込めば一般人でも<滝行>ができるのですが、滝行の場所も<奥の院>の鍾乳洞の近くにあるため、現在開催していないそうです。
本堂から1キロほど山道を歩いたところに滝行が行われている<大悲の滝>があって、そこから百余段の石段を上ると<奥の院>があるそうです。
IMG_2447
■自分の心づもりでは、今日の午後は<奥の院>までの山登りがメインになると思っていたので、非常に残念です。やむなく、本堂の参拝と御朱印の収受のみで、満願寺を後にします。
IMG_2452
■大谷寺の周りは、石灰石の産地のなっているようで、市街地につながる一本道はトラックから落ちる石灰で真っ白になっています。いくつかある石灰向上に目をやると、工場建物のいろんな場所に石灰が積もっていて、まるで真夏に雪が降ったような不思議な光景を作り出しています。
IMG_2454
■お昼ご飯を食べ損ねたので、東北自動車道に乗ってしまい佐野PAで食事をしようと考え立ち寄りますが、14:30でレストランは激混み、外の売店も大行列です。素早く買える<塩大福>でお腹の虫を押さえ、このあと一気に都内まで帰ります。途中、事故渋滞で詰まることはあったものの、時間的に早めだったおかげで割とスムーズに帰れたのでありました~♪

※2日間の総走行距離は437km、燃費は茨城旅行や群馬旅行より改善し20.1km/Lでした~♪
(走行距離が群馬ショートトリップ(1泊2日)と完全に同じ437kmでびっくり!)

チャンチャン ヽ(´ー`)ノ







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、ポチっポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

バイクランキング

2020年9月22日火曜日(祝日) 晴れ

■今日は、栃木ショートトリップの第2日目です。
もともと4日間の予定を組んだのですが、天気のせいで2日間に短縮されたので、栃木No.1の観光名所・日光は初日で終わりにして、2日目は宇都宮市や栃木市を廻ります。
昨日は疲れて早く寝たので、今日はその分朝早く起きて出陣します。

(第1目的地) 宇都宮二荒山神社 (宇都宮市馬場通り)
IMG_2260
■今日最初の目的地は宇都宮市街の中心地にある<宇都宮二荒山神社>です。宇都宮駅からは少し離れていますが、そもそも宇都宮市自体が宇都宮二荒山神社の門前町として発展した都市なんです。
神社の両サイドは、中規模のオフィスビルがびっしり立ち並んでおり、繁華街の中心にあることが分かります。
神社の前の旧参道はバンバ通りという大通りになっていて、鳥居の目の前には昨年まで宇都宮パルコがありました(後継テナントは入っていないようで、ちょっと寂しい感じです)。
IMG_2294
■平安時代の重要神社録<延喜式神名帳>には、<名神大社>(超重要神社)、下野国<二荒山神社>と記載があり、下野国の<一之宮>(国のNo.1神社)となっているのですが、千数百年の時間が流れ、日光二荒山神社がそれに該当するのか、宇都宮二荒山神社がそうなのか、現在では不明となっており、ともに論社となっています。
現代的な解釈をすると、日光二荒山神社は世界遺産にも指定され観光地の目玉施設として栄えていて、一方宇都宮二荒山神社は宇都宮市街の中心地にあって都市部の人々に支持され生活に溶け込んでいると言えるかと思います。
※神社オタク的には<二荒山>の読み方にも違いがあって、栃木県神社庁HPにも出ていますが、日光は<ふたらさん>で、宇都宮は<ふたあらやま>と読むそうです。
IMG_2296
■宇都宮市街地は基本真っ平らなのですが、この神社の場所だけ小山になっています。
長い階段(由緒坂)は2段に分かれており、1段目を上がり切ったところの両サイドに摂社末社が立ち並んでいて、2段目を上がり切ると上写真の唐門があります。
IMG_2274
■唐門で振り返って、由緒坂と大鳥居、バンバ通りを望みます。
IMG_2302
■唐門をくぐってまっすぐ進むと<拝殿>です。朝8時過ぎに着いてしまい、社務所は開いていなかったのですが、その時神主さんたちが<祝七五三詣>の看板を立てたり、拝殿前の地面に白いテープでソーシャル・ディスタンスの目印を付けていました。
IMG_2308
■<本殿>はこんな感じ。オーソドックスですがどっしりとした重厚感があります。
IMG_2264
■この神社の後ろ側の山半分は駐車場になっているのですが、基本有料で自動発券機が設置されています。神社が街の中心地にあるので、参拝しないのに停める人がいるからでしょうか。ただ自分の場合、御朱印を頂戴したので、社務所で1時間無料券をもらいました。

(第2目的地) 天開山 大谷寺(おおやじ) 〔大谷観音〕 (宇都宮市大谷町)
IMG_2314a
■<大谷寺>(天台宗)は、宇都宮二荒山神社から北西に伸びる県道70号線(大谷街道)を8kmほど進んだところにあります。平安初期の810年、弘法大師が巡錫した際、毒蛇の住む洞窟があると聞いて、自ら洞窟に入って毒蛇を退治し、その岩壁に千手観音を彫ったのが始まりとされています。
鎌倉時代から続く坂東三十三観音巡りの第19番札所となっています。
IMG_2327
■山門を入ってすぐの寺務所で入場料を払い、右手に進むと岩壁にめり込んだ本堂が視界に飛び込み、びっくりします。見た目、インパクトがありますね。
IMG_2322
■本堂の上部は岩壁が黄色味がかっていて、本堂の配色とのコントラストが渋いものになっています。
IMG_2365
■本堂には、江戸時代の坂東三十三観音巡りの巡礼者による奉納板などが掲げられています。
江戸時代、徳川家康の長女・亀姫がこの地の領主・奥平忠昌の正室となり、大谷寺の中興にあたったため、爾来<三つ葉葵>の紋幕を使っているそうです。
IMG_2340
■本堂内の岩壁に直接彫られている像高4mの千手観音は、日本最古の石仏とされています。元は朱を塗り、粘土で細かな化粧を施し、さらに漆を塗り、表面に金箔が押されていたそうです。江戸時代に火災があって、装飾は漕げ落ちてしまったそうですが、中央の数本の腕にその痕跡が見える感じがしますね。
(実物は撮影禁止ですが、境内のほかの場所に写真が掲示してあったので撮ってみました。)
脇堂の中の岩壁に彫られ祀られている釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊と合わせ計10体が、国の特別史跡、重要文化財、名勝の3つに指定されています。
IMG_2348
■寺務所に戻ってその左手に進むと宝物館があって、この地から出土した古墳時代の土器などが展示されています。その脇に綺麗に手入れされた庭園があります。
IMG_2353
■庭園の弁天池には、真っ赤な<弁天堂>があり、弁財天が祀られています。
その右脇にあるのは<白蛇>の像で、弘法大師に退治された毒蛇が心を入れ替え白蛇となり弁財天に仕えたと伝わっているそうです。お寺によると、弁財天に参った後、白蛇の頭を触ると幸運が訪れるんだとか。
IMG_2367
■大谷寺の山門を出て、道を数十メートル奥まで歩くと、山をスパッと切ったような、岩壁の谷間が現れます。ここは大谷石の採石場跡で、現在は<大谷公園>という宇都宮市の市営公園になっているようです。採石は、江戸時代に農家の副業として始まったんだそうです。
IMG_2374
■公園の中央にずどーんと立っているのは<平和観音>で、第二次世界大戦の戦没者を弔い世界平和を願って、大谷観音の御前立として1954年に建てられたんだそうです。高さはおよそ27m(88尺8寸8分)あるそうです。
IMG_2380
■大谷寺での一連の参拝が終わったのが10時半ごろ。これから次の目的地のある栃木市まで移動します。
昨日と違って今日は天気が良く、秋っぽい爽やかな気候になってきてツーリングには良いですね~♪







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、ポチっポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

バイクランキング

2020年9月21日月曜日(祝日) 曇り

■前回の続きです。午後は、いろは坂を登って中禅寺湖畔に向かいます。

いろは坂は、2人乗りのファットボーイ号では、ひらひら走る快感はないのですが、それなりに楽しめます。ただ、いろは坂は道の構造上、登りの最後が突き当りのT字路になっているので、観光シーズンは必ず坂の後半から渋滞します。特に終盤は長いトンネルになるのですが、渋滞で流れが完全に止まってしまい、トンネル内は空気の抜けが悪く、エンジンが高温になるファットボーイ号だと股間近くの内腿が燃えるように熱くなります。まさに苦行です。

今回会得したノウハウとしては、『登りのいろは坂で渋滞が始まったら左車線にいるべし!』ということでしょうか。最後がT字路で、右折の先に華厳の滝と下りいろは坂入口があるので、どうしても左折車の方が早く進むようですね。

(第4目的地) 日光山 中禅寺 〔立木観音〕 (日光市中禅寺歌ヶ浜)
IMG_2109a
■いろは坂を登り終えて左折し、2つ目の信号を左折して湖畔の道をしばらく直進すると、正面に真っ赤なお寺の山門が見えてきます。ここが<中禅寺湖>の名前の由来となったお寺、<中禅寺>です。
奈良時代に日光を開山した<勝道上人>が建立した寺で、午前中に参拝した日光山輪王寺の別院となっています。ここは鎌倉時代初期に開設された関東地方の寺巡り、坂東三十三観音巡りの第18番目の札所となっています。
IMG_2113
【山門】湖畔の道を進んでくると、真正面にこの山門が見えます。道の両サイドは昔ながらのお土産店が軒を連ねていて、<ザ・昭和>の観光地の風情が味わえます。
IMG_2144
【波之利(はしり)大黒天堂】山門をくぐってまっすぐ歩くと、一番奥の突き当りにこの<波之利大黒天堂>があります。勝道上人が日光山を開いた時に、中禅寺湖の波の上で見た大黒天を祀っています。
IMG_2146
【立木観音堂】勝道上人が中禅寺湖上で千手観音を見て、その姿を<桂の立ち木>に直接彫ったことから、このお寺の本尊・十一面千手観音菩薩は立木観音と呼ばれています。この観音像は国の重要文化財となっています。脇侍として、源頼朝が寄進した四天王像が祀られています。
その昔は、日光は女人禁制だったため、いろは坂途中の女人堂から立木観音を遥拝したそうです。
写真右脇が観音堂の入口で、お坊さんが小団体単位で観音堂から五大堂まで、説明をしながら案内してくれます(領布品のセールスもあります~汗)。
IMG_2168
【五大堂】立木観音堂から建物内の渡り廊下を渡り階段を4階分ぐらい登ると、五大明王が安置された<五大堂>にたどり着きます。
IMG_2148

【五大堂の天井画】<五大堂>は祈祷の道場となっていて、天井には現代画家の筆による<大雲龍(瑞祥龍)>が描かれています。
IMG_2153
■お寺が湖畔に建っているため、五大堂から中禅寺湖を望むと全体が一望できます。雲が多いのですが、なかなかダイナミックで綺麗な景色です。
IMG_2165

■右方向に視線を移すと、男体山が大きく見えるはずなのですが、山頂が雲に覆われていて山腹斜面だけが見えます。
IMG_2174
■中禅寺の参拝を終えて山門を出ると、目の前に土産物屋があったので、湯葉製品やわかさぎ佃煮など土産物を買い込みます。
IMG_2177

■<味付き湯葉>が美味しそうだったので、お店の人にすぐに食べたい旨を伝えると、商品を器に出すだけでなく、お茶まで出してくれました。食べてみると、イメージ通りの美味しさにテンションが上がります。お店の方の気遣いに嬉しくなって、湯葉の追加購入をしたのでありました。

(第5目的地) 日光二荒山神社 中宮祠 (日光市中宮祠)
IMG_2182
■中禅寺からバイクで10分もかからないところに、日光二荒山神社の中宮祠があります。
日光二荒山神社は、本宮(日光山内)、中宮祠(中禅寺湖畔)、奥宮(男体山山頂)の3カ所から構成されるので、その真ん中ということになります。
IMG_2185
【銅鳥居】中宮祠には2つの鳥居があって、ともに銅製で国指定の重要文化財になっています。
そのうちいろは坂に近い方の鳥居から境内に入ります。
IMG_2187
【唐門】階段を上がった中央の門が、国指定の重要文化財となっている<唐門>です。日光山内の本宮ほどではありませんが、中宮祠にもたくさんの人が来ています。
IMG_2195
【拝殿】唐門と拝殿は屋根で繋がっている面白い構造で、これなら雨の日の参拝でも濡れずに済みそうですね。
IMG_2204

【本殿】拝殿後ろの<本殿>も国指定の重要文化財となっています。
IMG_2202

【男体山登山口】本殿の右脇には、男体山への登山口があります。そういえば、この神社の境内には山登りの格好をした人を多く見かけるので何でかなと思っていたのですが、神社目当てではなくハイキング目的の人も来ているんですね。山頂までは90分ほどかかるそうです。
IMG_2218

【八脚門】参拝後、唐門をくぐって階段をまっすぐ下りてくると<八脚門>があります。写真の両サイドに写っている杉の巨木の太い幹が歴史ある神社らしい良い雰囲気を出しています。
IMG_2220
【銅鳥居】<八脚門>をさらに下って来ると、中禅寺湖畔に建つ、もうひとつの<銅鳥居>があります。目の前が中禅寺湖の湖畔道路です。
IMG_2221
■銅鳥居を背にして左前方向に視線を向けると、さきほど参拝した<中禅寺>が小さく見えます。(中央右寄りの水際の建物群の右側にあります。)
IMG_2224
■中宮祠の参拝を終えたのが16時ごろ。そこからいろは坂を下り、日光宇都宮道路に乗って、ホテルのある宇都宮市街に向かいます。途中、黒い雲の下を通ると大粒の雨が降ってきて、多少は濡れたものの、そこまで大した雨には降られず、大した渋滞もなく、50kmの道のりを走り終えます。
IMG_2240
■ホテルに着いたらお腹ペコペコにつき、すぐに宇都宮駅近くの肉料理の居酒屋に行って、牛タンだの馬刺しだのに舌鼓を打ち、明日への英気を養ったのでありました~♪

(つづく)







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、ポチっポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

バイクランキング

2020年9月21日月曜日(祝日) 曇り

■シルバーウィークの後半2日間の天気予報は曇り。我慢できずに1泊2日で遠出します。
8月以降、北関東三県のうち、茨城県と群馬県に行ったので、今回は最後の栃木県を目的地にします。
初日は、栃木県の定番観光地・日光に向かいます。首都高・東北道・日光宇都宮道路と繋げば、高速のみで到着します。Google Mapによると、距離は160km、2時間で着くことになっています。
IMG_1908a
■東北道に乗ると早々に渋滞が始まります。完全に止まらないぐらいの進み方で、重クラッチのファットボーイ号には苦しい展開です。1時間半ほど走って佐野PAで休憩。一息ついたら1時間ちょっと走って日光宇都宮道路・日光口PAでもう一度休憩。結果、およそ3時間で日光エリアに到着です。
IMG_1919
■今日午前中は、世界遺産に指定された<日光の社寺>を廻るので、事前に駐車場を調査して、日光二荒山神社の有料駐車場に停めます。そのため、日光宇都宮道路も市内の渋滞覚悟の日光ICではなく、駐車場まで渋滞なしの清滝ICまで行って(遠回りして)ちょっと戻ることにします。

(第1目的地) 日光二荒山神社<世界遺産①> (日光市山内)
IMG_1923
■日光二荒山神社は、日光三山を神体山とする神社で、延喜式神名帳(平安時代の重要神社録)の名神大社(特に重要な神社)の論社で、下野国一之宮です。創建は767年、下野国の僧・勝道上人によるとされています(勝道上人は日光を霊場として発展させたため、このエリアの歴史のいろんなシーンで出てきます)。日光市街の<本社>、中禅寺湖畔の<中宮祠>、男体山山頂の<奥宮>から構成され、<本社>の鎮座地は、日光駅から見て輪王寺、東照宮の奥にあります。
自分は東照宮には何度も来たことがあるのに、二荒山神社に来るのは初めてです。写真を見ての通り、たくさんの観光客が来ていてびっくりです。
IMG_1926
【茅の輪と拝殿】大鳥居をくぐり階段を登ると、<拝殿>の前に<茅の輪>が設けられています。<茅の輪くぐり>は昔からの<夏越の祓>の行事で、下半年の疫病予防を祈願したものなんだそうです。
境内もたくさんの観光客がいますが、<茅の輪くぐり>の意味もくぐり方もご存知ないようで、だれもくぐっていませんね。
IMG_1929
【拝殿】1617年の東照宮造営の際に現在地に移転。屋根の吹き替え以外は大きな変更はなく当時のまま。絢爛豪華な<本殿>と違って、彩色文様や彫刻はなくシンプルです。国指定の重要文化財。
IMG_1981
【本殿】1617年に現在地に移転。八棟造り(やつむねづくり)という複雑で豪奢な建築様式で、国指定の重要文化財。本殿手前の小さな建物・囲いの中には正応5(1292)年銘の銅灯篭で、国指定の重要文化財。通称は<化け灯篭>で、火を灯すと怪しげな姿に化けたといわれ、武士が刀で斬りつけた傷が無数に残されているそうです。
<本殿>は、遠目に見ても絢爛豪華で綺麗なのに、神様の居場所なので塀で囲まれていて、直接じっくり見ることはできません。
IMG_1958
【神輿舎】この<神輿舎>は、1617年に東照宮の仮殿拝殿として造営された、素木造の正面三間側面二間の小建築。こちらも<神輿>と合わせて、国指定の重要文化財です。

(第2目的地) 東照宮 <世界遺産②> (日光市山内)
IMG_2085
【石鳥居】日光市街から日光山内エリアに入り、砂利の太くて長い参道を上がっていくと、正面に東照宮の社票と、1618年造営の石鳥居が現れます。石鳥居は国指定の重要文化財。
IMG_1996
【五重塔】当初の五重塔は1650年の造営。1815年に焼失し、1818年に再建されたそうです。国指定の重要文化財。
IMG_2072
【神厩舎】1636年に造営された、東照宮建築唯一の素木造りで、当時の武家の殿舎に用いられた書院造の馬屋の形式にのっとっているそうです。国指定の重要文化財。
IMG_2073
【三猿】<神厩舎>の外壁に施された<三猿>の彫刻。『見ざる、言わざる、聞かざる』ですね。
IMG_2013
【御水屋】1636年に造営された石造りの<水屋>は、水盤の水を逆サイフォン式で隣の二荒山神社から水道で引くなど、当時の新しい建築技術が使われているそうです。手水鉢石含め、国指定の重要文化財。
IMG_2020
【陽明門と東西回廊】1636年に造営された、ご存知<陽明門>とその両サイドにある東西回廊は、いずれも<国宝>。あらゆる部分に彫刻が施され、絢爛豪華です。それにしても人が多いです。
IMG_2030
【正面唐門、東西透塀、本殿・石の間および拝殿】写真中央手前が<正面唐門>、門の両サイドの塀が<東西透塀>、塀の向こうが<本殿・石の間および拝殿>で、いずれも1636年に造営されています。また、いずれもが<国宝>です!<本殿・石の間および拝殿>は本殿(奥)に拝殿(手前)を石の間で連結したエ字形の神社建築様式<権現造>の完成形で、その後の神社建築や霊廟建築の規範となったそうです。
IMG_2037
【眠り猫】堅苦しく言うと、江戸初期の著名彫刻家・左甚五郎作といわれる、廻廊の上にあるネコの彫刻。

(第3目的地) 日光山 輪王寺 <世界遺産③> (日光市山内)
IMG_2100a
【本堂(三仏堂)】日光市街地から見て山内エリアの最も手前にあるのが日光山輪王寺(天台宗)です。
寺伝によれば、奈良時代に勝道上人(二荒山神社を創建した人)により開創されたとされており、その後、鎌倉幕府や関東有力豪族の支援を受け、江戸時代に入り徳川将軍家の庇護を受け大いに繁栄したそうです。
本堂・三仏堂は国指定の重要文化財となっている東日本最大の木造建築で、現在の建物は徳川家光の寄進により1645年に竣工したもの。その徳川家光は二荒山神社の西側にある大猷院霊廟に祀られています。
IMG_2089a
■自分も良く理解していなかったのですが、輪王寺といえば本堂付近の一連の建物のみをさすと思ったのですが、日光山内エリアだけでもいろんな場所に輪王寺の建物が散在しているため、大猷院霊廟、開山堂など、別場所にある建物はすべて見逃してしまいました...

(おまけ)日光宇都宮道路・日光口PA下り売店
IMG_1909
■そういえば、朝7時半に出発して、日光口PAではすでに10時半。お腹が空いたので我慢できずに売店の蕎麦を食べてしまったんです。
IMG_1911a
■お店のおススメに従って、<マイタケ天そば(右)>と<湯葉そば(左)>を頼んで食べたのですが、予想を裏切り、めちゃくちゃ美味しい<そば>なんです。まず、具材のマイタケ天の風味抜群、湯葉の食感&味わい最高、そば粉の割合はともかく、<そば>は喉越は良いし、ちょい甘めの優しい味わいのダシもGoodです。こちらは超おススメです。
IMG_1916
■やはり、シルバーウィークということで、さすが関東屈指の人気観光地・日光といった感じです。
まだ団体の観光バスが走っていないのに、どこもかしこも人が多く、屋外だからまだ良いものの、建物内なら確実に<密>になりそうな混み具合です。自分もそうですが、半年以上コロナでいちいちいろいろ自粛しているので、皆さんなにかが<はじけた>感じです。こんな時こそ、各人の確実な感染対策が大事なんでしょうね。

午後は、いろは坂を登って、中禅寺湖まで行っちゃいます!

(つづく)







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、ポチっポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

バイクランキング

2020年9月18日金曜日 曇り

■コロナ前まで、多くのバイクショップで定期的にグループツーリングが企画されていましたよね。
規模が大きいと数十人の規模で、高速のSAでバイクの集団がいたかと思います。
ただ、現在のコロナ禍では、すっかり見かけなくなりました。
アフターコロナの世界では、このグループツーリングはどうなるんでしょう?

■自分の場合、友人や親類、仕事仲間にはバイク乗りが一人もいないので、ショップのグループツーリングはバイク談義ができる貴重な機会で、都合さえ合えば参加していました。
特に堅苦しい挨拶をしなくても、顔とバイクで互いに認識するようになるので、食事をしたりSAで休憩するたびに話をするようになります。なんせバイクの趣味が共通なので話は早いですよね。

■こういったグループツーリングに参加するために、ファットボーイ号もセンダボ君も、どちらもディーラーで購入したのですが、どちらのショップもコロナ発生以降、ツーリング企画をストップしています。
これから秋のバイクシーズンを迎えるので、ぜひ復活して欲しいのですが、どうなるでしょう。

■以下で、昨年12月に参加した、ハーレーのツーリング企画で香取神宮に行った時の様子を載せてみます。
自分ひとりで走る時と違い、幹事の方が事前に行程と時間割を決めているので安心です。
IMG_3276
■8:30 京葉道路・幕張PAに集合。ここから東関東自動車道で香取市を目指します。
IMG_3277
■9:30 ガソリンが足りない人がいたので給油。幹事さんがちゃんとケアしてくれます。
IMG_3279
■11:00過ぎ 食べログで、千葉県のうなぎランキング第6位の<別館山田>でランチです。国道51号という幹線道路沿いにあります。
こちらは第3位の<うなぎ割烹 山田>の支店(別館)になっていて、本店はJR佐原駅近くの、江戸時代の街並みが残るエリアの近くにあります(➡ )。
IMG_3282
■ウナギは大きいし、ご飯もたっぷり。ウナギの焼き加減は、表面はカリッとして中はふっくら。炭火焼の香りがついたウナギとやや甘めのタレのマッチングもパーフェクト。美味です!
IMG_3287
■広いバイク駐車場があることは、過年度に確認済みとのこと。予約不可のお店のようですが、常連の人がいて大人数を事前に予約済み。アレンジは完璧です。
IMG_3290
■13:00 <道の駅 水の郷さわら>で休憩とお土産品の購入。
IMG_3288
■このタイミングではバイク駐車場がすべて空いていたので、まとまって停めます。
IMG_3294
13:30 香取神宮到着。こちらも広大な駐車場がいくつもあります。
IMG_3297
■12月中旬ですが、綺麗な紅葉がしっかり残っていて非常に綺麗な表参道。
IMG_3307
■紅葉の中を緩やかに登りながら進むと、手前の階段からゴージャスな隋神門が現れます。神聖な雰囲気に気持ちが引き締まります。
IMG_3309
■神様がいる社殿は一番奥にあります。皆さん紅葉のことを知っているからか、普段から観光地になっているのか分かりませんが、予想以上に多くの参拝者が来ています。
IMG_3313
■冬至が近いので、午後2時前でもまるで夕方のような日の傾き。色鮮やかな紅葉にマッチしています。
IMG_3315
■14:00 駐車場に集合し、この後帰路に着きます。
香取神宮から5分の佐原香取ICから東関道に乗り、道のりを半分ほど戻った酒々井PAで解散です。

■実は、この日神社に行ったのは数年ぶり(初詣は毎年お寺に行っているので)だったのですが、バイクで神社巡りも良いものだなと思い、2020年から寺社仏閣巡りを始めるきっかけとなったのでありました。

チャンチャン ヽ( ´ー` )ノ







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、ポチっポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

バイクランキング

2020年8月30日日曜日 晴れ

■今日は群馬ショートトリップの2日目です。
前日は上毛三山の一つ、榛名山に行きましたが、今日は最後の一つ、赤城山を目指します。
朝8時前に出掛けると、渋川市街でもまだ車は少ないですね。ただ、バイクは一人または軍団で、どこかを目指して走っているのを見掛けます。

(第1目的地) 道の駅 こもち (渋川市白井)
IMG_0781
■渋川市街から国道17号を数キロ北上した所に<道の駅こもち>があるので、スタンプを貰いに寄ってみます。看板には「ようこそ、こんにゃくの里こもちへ」と書いてあるので、特産はこんにゃくのようです。
食事処の<かつ丼>が名物のようですが、物産館も食事処も9時から営業のようで、残念ながらどこにも入れず、次に進みます。

(第2目的地) 道の駅 ふじみ (前橋市富士見町石井)
IMG_0790
■渋川市街から国道353号、県道151号を使って、およそ13kmの距離を30分で進むと<道の駅ふじみ>に到着します。ホテルのような豪華な多目的温泉施設とスーパーのような農産物直売所が売りの道の駅です。
ただ、到着したのが8時半過ぎで、農産物直売所は9時から、温泉施設は10時から営業(遅すぎないか?)なので、こちらでも何もできず、スタンプを押して次に進みます。

■さて、いよいよ赤城山のワインディングです。ここから赤城山頂を目指すと、カーナビでは県道4号を20kmと表示されるのですが、前半3分の2は直線的な部分が多い一方で、後半3分の1はくねくねとした<良さげ>な道となっています。
実際にも、前半はまっすぐの道が中心で、木々の間の新鮮な空気を切り裂いていく感じです。道端には標高を示す標識が高度100m単位で立っていて、徐々に高度が上がっていくのが分かります。
ひとしきり高度を上げていくと、頭文字Dにも出てくる、姫百合駐車場という場所があって、マンガでもここからがバトルをするワインディングです。Rのきついカーブが続きますが、カーブとカーブの間隔が長短織り交ざっていて変化があり、ワインディングとして楽しいですね。ただ、登りで言うとカーブからの立ち上がりのところに路面をわざと波打たせた舗装がしてあるので、スピードを出し過ぎるとバイクが飛び跳ねそうです。

■約7kmほどのワインディングを楽しむと道は徐々に下り始め、大沼の湖畔に出ます。
時間は9時半ごろだったのですが、湖畔道路はジョギングのランナーで溢れているし、駐車場は同一車種のオフ会のクルマや集団ツーリングのバイクが並んでいるしで、けっこうな賑わいです。家族連れのワンボックスカーもたくさんいます。この人の多さは意外でしたね。
我々はここにも千年神社があるので、いつも通り神社参拝をします。

(第3目的地) 赤城神社(大洞) (前橋市富士見町赤城山)
IMG_0795
■赤城神社は赤城山を神体山として祀る神社で、関東地方を中心に全国で300社ほどあります。総本宮の赤城神社は、平安時代の有名神社録<延喜式神名帳>にも<上野国・二之宮>として名前が記載されています。創建は不明ですが、千年以上の前から朝廷も認識する由緒ある神社と言うことですね。

■通常、同名の神社がある場合(例えば鹿島神社とか、諏訪神社とか)、中心(総本宮)となる神社が1つあるのですが、赤城神社の場合、総本宮と主張している神社が2つあって、江戸時代以前から何百年にも渡ってモメています。そのうちの一つが、いま到着した大洞赤城神社です。
IMG_0805
■大洞赤城神社は、赤城山頂にある大沼の東岸の小鳥ヶ島という島状の半島に鎮座しています。
駐車場が半島の根元にあるため、歩いて境内に入ることができます。駐車場はクルマがいっぱいで、観光客もたくさん来ています。バイクはちらほらぐらいです。
IMG_0812
■1970年に建てられたという社殿は、綺麗にメンテナンスされていて朱色も鮮やかです。社殿の右隣の社務所では御朱印帳や授与品にも力を入れています。御朱印帳はご朱印マニア女子の間でも有名で人気のあるもので、授与品はお守りだけでも100種類はありそうです。
社殿の裏手には小さな林があるのですが、1970年に他の場所から遷座してきたこともあって、樹齢数百年級の古木はなく、千年神社の風格はありません。境内は綺麗にしているし、景色は綺麗なので、観光地としては良いですね。
IMG_0835
■境内から見た大沼とその西岸。山の木々は深く、古より聖なる山と呼ばれた理由が頷けます。
湖の南岸にはボートハウスがあって、観光モーターボートが運行されているようです。
IMG_0845
■半島と岸を結ぶ<神橋>は朱塗りが印象的で、フォトジェニックな観光地っぽい施設となっています。
もともと岸からの参道の一部だったようですが、一部壊れているのか、現在は通行禁止になっています。
IMG_0939
■妙義山の妙義神社(➡ )に行った時に、スタンプラリーの台紙をもらったので、昨日榛名山の榛名神社(➡ )でもスタンプをもらい、ここ赤城山の赤城神社でスタンプがコンプリートです。
IMG_0940
■別に<豪華賞品>が欲しかったわけではなかったのですが、せっかくなので応募しようかな?
観光目的で上毛三山に行くのであれば、1日で3つとも廻るのは難しいので、そんなに応募はないような気もします(ライダーで上毛三山を1日で廻る人は時々います。走るだけで終わってしまいそうですが)。

■参拝を終え、小鳥ヶ島を一回り散策し、次の目的地に向けて赤城山を下りることにしますが、これがびっくり、登りの車線がけっこう長い大渋滞です。我々が登る時(9時過ぎ)はタイミングが良かったようですね。

(第4目的地) 赤城神社(三夜沢) (前橋市三夜沢町)
IMG_0849
■次の目的地は<三夜沢赤城神社>です。もう一つの赤城神社の総本宮で、赤城山の中腹にあります。
赤城山頂のほぼ真南にあるのですが、先ほどの県道4号で一度南西に下りて(からっかぜ街道)で東に回り込むルート(26km)と、県道16号で東寄りに南下する近道のルート(17km)があります。ただ近道の方はすれ違い困難な個所もある<険道>のようなのでパスします。安全ルートで45分ほどかかったでしょうか。
IMG_0865
■先ほどの明るくて見通しの良い<大洞赤城神社>とは違って、こちら<三夜沢赤城神社>は鬱蒼とした木々をバックに、年季の入った石造物、苔むした境内、太い古巨木と、千年神社らしい神聖な雰囲気があります。
IMG_0866_edited-1
■山頂と中腹という立地の差もあって、こちらは観光客は少なめですが、どっちが千年神社、赤城神社の総本宮か、ということになると、こちらに軍配が上がりそうですね。
 
(第5目的地) 道の駅 ぐりーんふらわー牧場・大胡 (前橋市滝窪町)
IMG_0884
■ちょうど12時近かったので、近くにある<道の駅ぐりーんふらわー牧場・大胡>でランチにします。
三夜沢赤城神社からは、南西方向に7km、15分ほど走ったところにあります。
ここは、巨大な風車とちょっとした牧場とキャンプ場が売りの道の駅のようです(ただ、巨大風車は工事中だったのか、なぜか見当たりませんでした)。 ヾ(;´▽`A``
IMG_0885
■この道の駅の唯一のレストラン<レストハウスまきば>は、地元のおばちゃん数人が手作りしている感じのお店で、メニューはラーメン、うどん・そばが中心ですが、道の駅スタンプBOOKでは<もつ煮定食>が名物だというので、こちらを注文します。
IMG_0886
■注文してから3分ほどで、定食が出てきます。番号で呼ばれ、セルフサービスでテーブルまで持っていきます。
IMG_0887
■あっつあつの鉄鍋に結構な量のもつ煮が入っています。早速食べてみると、味噌仕立てのもつ煮は、臭みが全くなく、軽い咀嚼で溶けるほどしっかり煮込まれていて、非常に美味です。もつは、新鮮な素材と適切な処置が伴わないと臭みが消し切らないものですが、ここのもつはパーフェクトです。味噌味もおふくろの味といった感じで優しく胃に馴染んでいきます。

(第6目的地) 道の駅 赤城の恵 (前橋市荻窪町)
IMG_0891
■ランチの後は、7kmほど南にあるもう一つの道の駅に行きます。昼過ぎなので、文字通り<炎天下>、20分ほどのライディングでも汗だくだくの状態になります。危険な時間ですね。
ここ<道の駅赤城の恵>は、<温泉利用型健康づくり施設「あいのやまの湯」>が売りで、これを目当てに来ている車で駐車場はいっぱいです。

(第7目的地) 二宮赤城神社 (前橋市二之宮町)
IMG_0894
■今日の最終目的地は<二宮赤城神社>です。先ほどの道の駅からは国道17号線で10kmほど南下したところにあります。この神社は赤城神社・総本宮の<里宮>と言われています。
IMG_0909
■鳥居をくぐると右手に梵鐘があって、参道を100mほど進むと仁王門があるので、神仏習合の名残りを感じます。写真は突き当りにある拝殿で、左手の社務所は今でも茅葺屋根です。地味だけど年季が入っています。
IMG_0913
■炎天下に参拝すると、社殿内の暗さがとっても涼しそうで、入って行きたくなります。
IMG_0921
■<二宮赤城神社>でYahooカーナビをやると、帰京ルートが関越道ではなく、北関東自動車道+東北道と表示されるので、こっちの方が遠くないか?と思いながらも、目新しいのでこちらで帰ります。
まだ14時ですが、帰りの体力と、高速の渋滞を考え、今日はここで切り上げます。
写真は東北道・佐野PAでひと休み。さすが人気のPAで、かなりの人で混み合っています。

※2日間の総走行距離は437km、燃費は茨城旅行とほぼ同じ19.0km/Lでした~♪

チャンチャン ヽ(´ー`)ノ







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、1回だけポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

2020年8月29日土曜日 晴れ

■前回の続きです。
伊香保神社から榛名神社までの道のりは、今日のメインイベント、榛名山のワインディングです。
マンガ頭文字Dでは、主人公・藤原巧海のホームコース<秋名山>として登場します。
実際は県道33号線といい、片側1車線対面通行の道で、30のコーナーが続く、麓の伊香保温泉の石段あたりから峠を登り切った黒髪山神社までの約9kmの道になります。

■さすがドリフトマンガのメイン舞台になるだけあって、路面は綺麗で道幅はそこそこあり、コーナーを繋ぐ直線も長短織り交ぜて存在するので、ダウンヒル・バトルもできそうです。バイクで走る場合も、場所によっては長い直線のあるので、飛ばす場合はけっこうスピードは出そうです。
IMG_0672
■自分の場合、ファットボーイ号は車重が330kgもあり、タンデムにかみさんも乗っているので飛ばすわけにはいきませんが、ゆっくりひらひらとコーナーを駆け抜けるだけでも、かなり楽しいですね~♪
(次回はセンダボ君で来てみようと思いますが、スピードが出過ぎてコントロールが難しそうです。)

■登りのワインディングが終わると、緩やかに下るまっすぐの道になり、やがて右手に榛名湖と榛名山が現れます。県道33号線は、しばらく榛名湖沿いを通り、湖から逸れ軽く登った後、再び反対斜面の下りのワインディングが始まります。
こちら側のワインディングはコーナー数が少なく、コーナー間の直線が短いので、バトルはしにくそうですが、ドリフトの練習はしやすそうです。実際、路面には車線を無視した無数のタイヤ痕が残っています。

(第5目的地) 榛名神社 (高崎市榛名山町)
IMG_0542
■下りのワインディングが終わり下り傾斜がやや緩やかになると、突然道を跨いだ巨大な鳥居が現れます。
これが榛名神社の一之鳥居のようです。この周辺に無料の駐車場がたくさんあるので、ファットボーイ号を停めて参道を登っていくことにします。(写真だと鳥居の中央に見える建物の手前を右方向に登っていきます。)

■榛名神社は、創建は古く586年とされ、平安時代にはすでに朝廷から格式の高い神社として認められており、平安時代の神社録<延喜式神名帳>に名前が記載されています。その後、関白藤原道長の子孫が京都から榛名神社を管理する榛名山巌殿寺の職に赴任するなど大きく繁栄します。
戦国時代には一時廃れますが、江戸時代になり徳川家の菩提寺・上野寛永寺に属して復興するとともに、榛名神社を信仰する関東甲信越の村人が<榛名講>という団体を組織して参詣することが流行します。
明治以降は、神仏分離令に基づき、仏教職を一掃し、榛名山巌殿時から榛名神社の名称に復しました。
神社が千年以上の長い時間で栄枯盛衰を繰り返し、現在関東屈指のパワースポットとして人気の観光地となっていることを考えると、非常にダイナミックですね。
IMG_0545
■写真は坂の下から、まっすぐの上り坂を上向きに撮ったもので、実際はけっこう急な坂です。
坂道の両サイドには江戸時代の<榛名講>の頃から続く宿坊(その多くが国登録有形文化財)が何軒も並んでいます。
どの宿坊の駐車場も榛名神社の管理で無料なので、より楽をしたい場合は、より神社に近い宿坊の駐車場が狙い目です。
IMG_0549
■坂道を登り切ったところに鳥居と社票が立っています。この炎天下の中、観光客はけっこう来ています。
IMG_0552
■鳥居をくぐると、朱塗りの橋を渡ったところに神仏習合の名残りの仁王門(現在は神社なので、呼称は隋神門)があります。1847年に建てられたもので、国指定の重要文化財になっています。
IMG_0564
■仁王門を過ぎて進むと、歩きやすい参道をどんどん登っていきます。両サイドには極太の杉の木が何本も、まっすぐ天に向かって立っていて、木陰を生み出すとともに、厳かな雰囲気を醸し出しています。空気が凛として、おいしいですね。
IMG_0569
■参道の途中に、1869年に完成した三重塔が現れます。1868年の神仏分離令で廃仏毀釈の運動が起こったものの、この三重塔は運よく取り壊しの難を逃れ現在に至っています。明治以降は<神宝殿>と呼ばれていたそうで、群馬県で唯一現存する木造塔婆建物となっています。
IMG_0628
■参道をずんずん進むとその突き当りに手水舎があり、90度左に折れて階段が始まります。その階段の途中に1859年に建立された国指定の重要文化財になっている<神幸殿>があります。
その下手に立っている2本の巨木は高さ55メートル、幹の周囲9.4メートルを誇る樹齢400~500年の杉で、国の天然記念物の<矢立スギ>と呼ばれています。武田信玄が戦勝を祈願して矢を射立てたことからこう呼ばれています。
IMG_0612
■こちらが最終目的地、榛名神社の<社殿(拝殿+幣殿+本殿)>です。1806年建立で、国指定の重要文化財になっています。後ろに無骨に切り立った岩山を従えていて、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
拝殿の左側には不自然な建物の絵の垂れ幕がありますが、本来ここにはこちらも国指定の重要文化財になっている<国祖社・額殿>があるのですが、国祖社は1600年ごろに建てられたもので、現在修復工事中のようです。
IMG_0656
■榛名神社からの帰り道、榛名湖畔から榛名山を望むとこんな感じです。広角レンズで撮っているので山が小さく写っていますが、実際は富士山の形をした綺麗な山です。

(第6目的地) 榛名山ロープウェー (高崎市榛名山町)
IMG_0727
■榛名湖の南東岸に県立榛名公園とその駐車場があり、そこにファットボーイ号を停めて、榛名山ロープウェイの麓駅(榛名高原駅)まで5分ほど歩きます。
IMG_0715
■榛名山ロープウェイは1958年に開業し、1996年からは日本で初めての15人乗り2両連結ゴンドラとして営業しています。榛名富士山頂駅までの所要時間はおよそ3分、料金は往復で大人850円です。
20分に1本ぐらいのペースで動いているのですが、お客さんはそこそこいて、ゴンドラ1両に6、7人はいる感じです。
IMG_0690
■山頂に降り立つと、さすが標高が1449mあるだけあって、空気が冷やっとして、かつ新鮮な感じで気持ちが良いですね。
見晴しも非常に良く、写真は市街地方向(後ろに山がないので、おそらく高崎市方向)の景色です。
今日は大気が少々ガスっているので見えないのですが、冬の空気が澄んだ日には筑波山や富士山も見えるそうです。
IMG_0710
■山頂駅からさらに5分ほど登った榛名山頂にある榛名富士山神社。参拝時、周辺には高校ぐらいの少年団、山談義に花が咲く登山老人グループ、おにぎりを食ってる家族連れがいます。
IMG_0718
■ロープウェイで山を下る際に榛名湖全景が見えたので一枚。湖の手前が県立榛名公園です。
IMG_0732
■榛名公園出口近くから見た県道33号。延々とまっすぐ伸びているのが印象的です。
この後は、例のワインディングを下って、伊香保の街を横目に素通りし、麓の渋川駅近くの宿に行って、群馬旅行初日の全行程が終了です。

チャンチャン ヽ(´ー`)ノ







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、1回だけポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

2020年8月29日土曜日 晴れ

■先週、妙義山のワインディングを走ってみて楽しかったので、群馬県の3つの山(上毛三山)をすべて一度走ってみたいと思い、今日から1泊2日で群馬旅行に行くことにします。
残り二つは榛名山と赤城山なのですが、渋川を挟んで西と東になるので渋川に宿を取り、初日の今日は伊香保を経由して赤城山に向かいます。

■朝7時半に自宅を出てすぐに首都高に乗り、外環経由で関越道をまずは高崎まで進みます。
まだ暑い日が続き、天気予報では高崎・前橋の予想最高気温が36度というだけあって、朝からかなり暑いです。
酷暑のせいか、高速の交通量は少なめで、非常に順調に進みます。

IMG_0393
(高坂SAの木陰にてひと休み。バイク好きは酷暑もお構いなしで、けっこうな台数が来ています~♪)

(第1目的地) 白岩山 長谷寺(ちょうこくじ) [白岩観音] (高崎市白岩町)
IMG_0397
■群馬県には関東の寺巡り・坂東三十三ヶ所巡りのお寺が2つあり、両方とも高崎から近い場所にあるので、午前中のうちに廻ります。
関越道を高崎ICで下りた後、国道17号、県道123号、県道137号と乗り継いで、西方に17km、30分進んだところにあります。平地が見渡せる小高い場所にあり、周りには店舗や住宅などはなくポツンと建っています。
参拝時、参拝者は自分とかみさんの二人のみです。
IMG_0401
■長谷寺は、西暦680年代、聖武天皇の命により徳道上人が伽藍を立てたのが始まり。源義家や新田義貞などの武将にも信仰されたが、1563年に武田信玄の箕輪城攻めで焼失し、1580年息子の武田勝頼により観音堂が再建されたそうです。う~ん、期待が高まりますね。
<白岩山>の扁額が掲げられた仁王門をくぐって中に入ります。
IMG_0404a
■中に入ると、右手に梵鐘と社務所があって、その突き当りには、、、建物基礎だけの工事現場が。
なんと、築440年の観音堂は取り壊され建て直し中です。
御朱印を書いてくれたお寺の方に聞いてみると、木造建築を修理しながらやって来たものの、とうとう限界が来たんだそうです。来年の秋には完成するそうです。
Choukokuji.temple
■取り壊し前の画像をネットで拾うとこんな感じ。唐破風の向拝の彫刻の彩色が美しい観音堂だったようです。

(第2目的地) 田丸屋 (渋川市伊香保町水沢)
IMG_0424
■長谷寺から県道154号、153号とつなぎ、16kmの道のりを30分かけて進み、2番目のお寺、水澤寺の近くに着いたのは11時ごろ。
この辺りは日本三大うどんの一つ、水沢うどんの中心地で、お腹が多少空いていたこともあるし、ターゲットが水沢うどんのNo.1のお店(by食べログ)なので、お寺を後回しにして先に食事をすることにします。
ターゲットは、創業1582年の水沢うどんの老舗、<元祖 田丸屋>です。さすがに早い時間なので、スムーズに席に案内されますが、我々が着席するとなんと店内満席です。
IMG_0433
■店員さんにメニューの概略を聞いて、かみさんが選んだのは季節限定メニューの<四角四麺膳(2,200円)>です。独特な形をした正方形の四角四麺は、このお店の古くから伝わる技法で作ったものなんだそうです。食べてみると、優しい出し汁を纏った麺は柔らかな食感で、噛むほどに小麦が口の中で香る美味しい麺です。
ローストビーフのサラダ、エビと野菜の天ぷら、小鉢含め、サイドディッシュも手が込んでいて手抜かりなく美味。このお値段は観光地価格ではなく、都内でも正当か、むしろお得感さえあります。
IMG_0435
■自分が選んだのは定番の<ほてい様 福膳・二色つゆ(1,980円)>です。麺の量が大盛、普通、小盛、つゆは醤油つゆ、胡麻つゆ、二色つゆ(両方)の選択ができます。
水沢うどんは、もともと水澤寺(水澤観音)の参拝客に提供されたのが始まりとされる手打ちうどんですが、水澤の地名は、綺麗な湧水があったことが由来だとか。
うどん自体はコシと弾力があり、つるっとして喉越しも良く、噛むほどに小麦を感じます。日本三大うどんの比較で言うと、稲庭うどんよりは明らかに太く、讃岐うどんと比べるとほぼ同じかやや細いかぐらいの太さでしょうか。
定番の醤油つゆで食べてももちろん美味しいし、強めに胡麻が香る胡麻つゆでも小麦の香りが引き立ち良いですね。こちらもサイドが絶品なのですが、かみさんが頼んだ<四角四麺膳>と一つも小鉢がカブらないのがびっくりです。

■12時前に食べ終わったのですが、その時間だと店舗入口の整理券発券機の周りは人だかり、ガラガラだった広いお店の駐車場は満車です。食事のタイミングは正解だったようですね~♪

(第3目的地) 五徳山 水澤寺 [水澤観音] (渋川市伊香保町水沢)
IMG_0446
■田丸屋を出て坂道を50mほど登ると、すぐに水澤寺の入口になります。林の中に2本の門柱が立っていて階段を上がったところに仁王門が見えます。写真右手は水屋です。
すでに太陽は天頂に上がり、ちょっとした日陰でもありがたい感じです。
IMG_0499
■推古天皇の代(592~628年)に創建された水澤寺は、かつて30の堂、1200体の仏像を祀る大寺院であったが、度々の火災で焼失し、現在の建物は江戸中期に再建されたものなんだそうです。写真左は観音堂で、右が地蔵尊信仰の代表的な建物である六角堂です。
IMG_0464
■うどん屋も混んでいましたが、こちらのお寺も家族連れからカップルまで、なかなかの人出です。広大な駐車場があったり、土産物屋が何件も並んでいたり、駐車場脇では市場のような大きなゾーンで地元農家と思しき方々が野菜を売っていたりするので、観光地でもあり地元生活密着型でもある(生きた)寺院です。
IMG_0504
■移動中に撮った坂道の写真。結構な急角度で延々と下っていく道です(写真だとダイナミックさが伝わりませんね…( ˆ꒳ˆ; ))。とにかく道は空いていて、気持ち良いことこの上ないです。
榛名山の中腹から渋川市街の方向に向かっている道なので、向こう側に見える山は赤城山です。写真だと雲の下あたりがその裾野です。

(第4目的地) 伊香保神社 (渋川市伊香保町伊香保)
IMG_0507
■水澤寺を出て県道15号を進み、高地にある伊香保に続く県道33号を登っていくと伊香保神社に到着します。距離は5km、約15分の道のりです。
IMG_0511
■伊香保の温泉街は石畳の階段が有名ですが、そのちょうど頂点の位置に伊香保神社があります。
バイクだと、写真を撮った位置まで上がってくることができます。狭い階段の両側には、昔ながらの土産物屋や飲食店が並んでいて、昭和の温泉街、といった風情です。
時間は13時ぐらいでしたが、たくさんの観光客がひっきりなしに参拝に訪れている感じです。
IMG_0521
■階段を登り切ったところにある伊香保神社の境内です。小ぢんまりとした社殿で、新しく綺麗な建物です。
ただ伊香保神社自体は、平安時代の神社録である<延喜式神名帳>にも記載があり、京都の朝廷も認識していたぐらいの由緒ある神社なんです。昔の上野国(こうずけのくに、=ほぼ群馬県)では、No.1の一之宮貫前神社(➡ )、No.2の赤城神社(➡明日参拝予定)に続く、No.3の神社(三宮)です。
IMG_0530
■実は、3枚上のファットボーイ号の写真を撮ったあたりにマンホールがあったのですが、こんなデザインになっていました。
渋川といえば、榛名山、榛名山といえば頭文字Dということのようですね。インスタ映えする(?)からなのか、多くの人がマンホールの写真を撮っていました~♪  ヽ(´ー`)ノ

(つづく)







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、1回だけポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

2020年8月16日日曜日 晴れ

■前回からのつづきで、茨城ツーリングトリップの第3日目(最終日)です。
午前中、水戸市内から日立市の御岩神社まで北上し、その後徐々に南下しながら、気になる寺社仏閣を巡っています。
常陸太田市内から県道61号に入り、佐竹寺を参拝した後、さらに10kmほど、30分かけて進むと、次の目的地、静神社があります。

(第3目的地) 静(しず)神社 (那珂市静)
IMG_9485a
■静神社は、平安時代の神社録<延喜式神名帳>に<名神大社>(有名神社の中の格上神社)として記載のある由緒ある神社です。創建は不詳ですが、文献では平安時代初期には存在していたようで、当時の常陸国の鹿島神宮(一宮)、吉田神社(三宮)とともに、この静神社は二宮として崇敬を集めていたそうです。
IMG_9483
■入口の鳥居が笑ってしまうほど大きくて、鳥居の左柱のたもとのファットボーイ号のサイズと比べると、その大きさがお分かりいただけるかと思います。
炎天下の中、階段をどんどん上がっていくのですが、木々が低くて直射日光が照りつけるのでかなりタフです。
IMG_9502a
■神門を含めた境内入口は、庭園のように植物が綺麗に剪定されていて、端正な風景です。
IMG_9509
■本殿・拝殿・楼門に代表される社殿は、江戸末期に水戸藩主・徳川斉昭により再建されたそうです。
拝殿と社務所が渡り廊下で繋がっていて、神社としては珍しい作りです。

(第4目的地) 佐白山 正福寺 [佐白観音] (笠間市笠間)
IMG_9547
■静神社を出てから、県道61号に乗り続け、25kmの道のりを給水しながら1時間かけ、笠間市にある真言宗系の正福寺に向かいます。
実は笠間稲荷神社の近くにあるのですが、昨日炎天下で朦朧としながら廻り、このお寺を参拝し忘れたため、最終日の帰り道にこちらに寄っていきます。
笠間稲荷神社の大型駐車場の前にあって、簡素な入口を入ると、写真の通り、鬱蒼と木々が茂った丘の上にお寺があるようです。
IMG_9553a
■さぞ激しい上り坂の参道なんだろうと登ってみると、意外とあっさり境内に到着します。
正福寺は坂東三十三ヶ所巡りの第二十三番目の札所で、創建は飛鳥時代の651年、孝徳天皇の勅願寺となり、鎌倉時代初頭までには関東を代表する一大観音霊場となったそうです。
その後、地元豪族・笠間氏の信仰を得て400年栄えたが、戦国時代末に笠間氏の滅亡とともに寺運は衰退、明治の廃仏毀釈で本堂などは焼き払われ、信徒によって難を逃れた本尊、諸仏、寺宝をもって昭和初期の1930年に本堂が再建されたそうです。なかなか数奇な運命をたどったお寺なんですね。
IMG_9563
■さて、これで本日の参拝予定をすべて終了です。時間は13時半、太陽はまだまだ高い位置にあります。
東京まではYahooカーナビの指示通り、友部ICから北関東自動車道に入り、友部JCTで常磐道に入って帰ります。

(帰り道) 守谷SA(上り)
IMG_9565
■常磐道の田舎区間はアベレージスピードが速くて、最左車線でも90kmだとバンバン追い越される感じです。
なので100km前後を心掛けて走るものの、照り付ける太陽と風で水分と体力がどんどん奪われ、辛くなって守谷SAに飛び込みます。
お腹が空いているわけではないものの、涼しい建物内でゆっくり身体を冷やす必要があるので、食べ物を食べながら休憩することにします。
IMG_9567
■15時前後で唯一行列ができていた焼鳥屋さん(鳥麻)で、焼鳥を数本調達します。
鶏肉自体は美味しくておススメですが、焼いたタイミングにより、当たり外れがあり、焼き立ては美味ですが、冷めているものはそれなりです。
IMG_9568
■自分はパンが食べたかったので、パン屋で一番人気という<茨城産レンコン入りキーマカレーパン>を調達します。たまたま揚げたてだったこともあり、一層美味しく感じます。

こうして30分ほどしっかり休んだ後、夕方の日照りの中、常磐道と首都高を繋いで帰宅するのでありました。

※3日間の総走行距離は495km、燃費はファットボーイ号としては優秀な19.1km/Lでした~♪

チャンチャン ヽ(´ー`)ノ







ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、1回だけポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

2020年8月16日日曜日 晴れ

■引き続き、茨城ショートトリップの3日目です。
1日目は水戸市の東方向(海)、2日目は西方向(山)に向かったので、最終日の3日目は北方向(山)へ、ひたちなか市、那珂市、常陸太田市、日立市へと走って行きます。
コースは常磐道を使う上道コースと、国道349号線を使う下道コースがあるのですが、道の理40km、どちらも所要時間が1時間程度で変わらないので下道コースを選択します。

■朝7時半に出発し国道349号を走りだすと、やはり道は広くてきれいで、一般車のスピードも速く、バイクも走りやすい。
逆に、首都圏の交通事情の悪さを実感しながら、こんな場所に住んだらバイク趣味も一層楽しいだろうなとも考えながら、快適に進んでいきます。
しかし、交通量はさほど多くないのに、川のないところに陸橋があったり、トンネルが必要とも思えないところにトンネルがあるので、走っていると気分は良いものの、無駄な公共工事だな、とも思っちゃいます。

(第1目的地) 御岩神社 (日立市入四間町)
IMG_9337
■今日最初の目的地は、茨城県の一大観光地としても有名な<御岩神社>です。昨今のパワースポットブームで特に有名になっています。
某宇宙飛行士が宇宙から地球を眺めた時に、一か所から強い光が見える場所があり、調べてみたらそこが御岩神社だった! という話があるんだとか(ホンマかいな?)。
IMG_9347
■もともとは創建は不詳で、江戸時代に水戸藩初代藩主・徳川頼房により、出羽三山を勧請し水戸藩の国峰と位置づけ、藩主代々の祈願所として栄えました。要は、水戸黄門もよく来たということですね。
また、神社として188柱の神々(日本の神様のほとんど)を祀ると同時に、大日如来や阿弥陀如来も祀ってあって、江戸時代以前の神仏習合の形が残っている感じです。
IMG_9349
■JR日立駅から車で20分、バスで35分と、交通至便という訳ではないので、自家用車で来る人以外はあまりいません。無料の駐車場は20台ぶんぐらいあってほぼ満車、バイク駐輪場は5台分ぐらいあって自分のファットボーイ号のみといった状態です。どうやらハイキングコースの入口にもなっていて、駐車場利用者も参拝客だけでなくハイカーもいるようです。
IMG_9378
■白い鳥居をくぐって進むと、空気が少し涼しくなり、湿気を帯びた感じで自然の匂いが濃くなります。木々は高く、石は苔むしており、神聖な雰囲気は上々です。
楼門前には根っこは1つで幹が3本に分かれている、樹齢推定600年の三本杉があり、パワースポットとして人気です。
IMG_9403a
緩やかな上り坂の参道を、くねくねゆっくり進んでいくと、百観音堂や常念仏堂があったり 齋神社回向殿という場所に阿弥陀如来坐像があったりと、あまり他では見ない神仏習合っぷりを味わうことができます。
鳥居をくぐってから15分ほど歩くと、御岩神社の本殿に到着します。
IMG_9417
■綺麗な社殿は再建してまだ新しい感じ。拝殿幕は、はやり三つ葉葵なんですね。
IMG_E9422
■狛犬もこんな感じで、良い感じに苔むしています~♪ ヽ(´ー`)ノ

(第2目的地) 妙福山 佐竹寺 [北向観音](常陸太田市天神林町)
IMG_9461
■真言宗の佐竹寺は、御岩神社から行きに来た国道349号を南下して、常陸太田市で県道61号に逸れたところにあります。道のり20kmを途中で寄り道をして水分・食料補給をしながら1時間ほどで到着します。
坂東三十三ヶ所巡りの二十二番札所になっていて、寺名のとおり、戦国武将・佐竹氏の祈願寺です。寺記によれば創建は平安時代の807年で、1140年に佐竹昌義が寺領を寄進し祈願寺としたそうです。昌義はもともと源姓だったところ、本寺で不思議な竹を見つけ吉兆を感じ佐竹姓に改めたそうです。
上写真の仁王門には、佐竹氏の家紋である<五本骨扇に月丸>が掲げられています。
IMG_9473a
■境内はさほど広くないところ、中央に大きな藁葺の本堂がどーんと建っています。藁葺寄棟造、正面に唐破風があり、中には千社札が無数に張られた本堂は、国の重要文化財に指定されています。
茅葺屋根をよく見てみると、青草に混じって1mぐらいの木が生えていたりします。さすが茅葺。
IMG_9475a
■無数の千社札は、この本堂が数百年建て替えが行われていない証し。古くから信仰を集め続けている証しでもあります。
参拝が終わって時間は11時。太陽も真上に上がり、炎天下と言える時間帯に入ってきました。
あと少し、行きたいところがあるので、もうちょっと頑張って走って行こうと思います。

(つづく)





 

ブログランキングに参加しております。

よろしければ下記バナーを、1回だけポチっとお願いします! ┏〇 )) ペコペコッ

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

このページのトップヘ